富士登山でレインウェアっていつ使うんですか? 最初から着ていてもいいんですか?
富士登山ガイド兼店長のあっし~です。
レインウェアですが、よく五合目から来ている方を目にします。
実はこれは間違いの場合が多いんです!
それは何故かというと・・・
レインウェアは読んで字のごとく『雨カッパ』です。
それなのに防寒着と勘違いをして、雨カッパを雨も降ってないのに着てるのって可笑しいと思いませんか?
だからと言ってレインウェアが防寒着の代わりにならないわけではありません。
もしレインウェアを防寒着で着るのであれば
私の経験だと夜の登山の場合は8合目以降から気温が変わってくるので
そのくらいからがおすすめです。
レインウェアは登山用のものは当店のレンタル品もそうですが
高機能になっており、体の中の汗などを通し発散してくれます。
でもやはり雨ガッパなので他の衣類に比べたら熱や汗がこもってしまいます。
なので本当に寒くもう歩いても汗もかかないくらい寒い状態になったら防寒着としてもGOODです。
それともう一つ
レインウェアとダウンジャケットの着る順番を間違う方もおります。
これはレイヤードというのですが
富士登山では、上に行くにつれて徐々に重ね着をしていくことが重要です。
私がおすすめするのは下記の順番です。
五合目から8合目くらいまで
長袖のコンプレッションインナーシャツ
速乾機能が高いTシャツかポロシャツ
これにちょっと肌寒かったりしたら薄手のナイロンパーカーかフリースなどを重ね着
8合目から頂上まで
上記プラス
ライトダウンジャケット(薄手のダウンジャケット)
寒ければレインウェアをその上に着ます。
レインウェアは必ず一番外側に着ます。
頂上が風速が強かったりすると表示の気温よりも更に体感気温は寒く
極度に寒い時は、まだこれに中にジャージなどを着ることもあります。
相当重ね着するので薄手で保温性が高いものがおすすめです。
また上記のように着るときは相当の数のインナーを着たりするので
シューズ同様、レインウェアも普段のサイズよりもワンサイズ以上大きめをおススメします。
また当店のレンタルをご注文される際もその上でサイズを申し上げてください。